「うるうどし」にお墓を建てると縁起が悪いの?

閏年のイラスト(日付)

結論から言いますと、まったくもって気にする必要はありません。

昔は旧暦「太陰暦」で、月の動きを暦の基準にしており、そのため何年かに一度、約30日(1ヵ月)のうるうを設けて、1年を13カ月にして調節したとのことです。

そのころは武士などの給金はほとんど年額で支払われていましたから、うるう年は同じ年額給金で1ヵ月多く生活しなければなりませんでした。このため、藩主は家臣に余分な出費を極力おさえるようにさせたのが始まりと言われています。

そんなことで、出費の多い「お墓」や「お仏壇」を購入することを見合わせるようにと禁止令を出した大名もあったようです。

この制約が、やがてもとの意味が忘れられ、形式だけが残されて「うるう年に墓や仏壇を新調すると悪いことが起こる」などと勘違いされ、まことしやかに伝えらたとのことです。

しかし現在は「太陽暦」で、うるう年は一日多いだけですので、生活費を節約する必要がなく、お墓の建立を見合わすことはありません。

なので、何も気にする必要はないのです。


この記事を書いた人

ハクルリ

ハクルリ

座右の銘は「先駆け」。マイブームは休みの日に愛犬を連れて行くドックラン巡りです。


一休さんナイガイの最新情報をお届けします

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です