家系図ってどうやって作るの?
「自分」のルーツを知りたい、子孫に家系図を残しておきたいと、思ったことはありませんか?
自分を生んだ父と母がいて、どちら方にも祖父母(4人)がいて、さらに曾祖父母(8人)…と、遡るほど人数が増え、縁も遠くなります。
家系図ってどう調べればいいのでしょう?
家系図の書き方
家族関係を線でつなげ、一族の代々の系統を一覧化したのが家系図です。
書き方に決まりはありませんが、一般的に認識されている簡単なルールには、下記のようなものがあります。
●親世代は上・子世代は下、兄弟(同世代)は横に並べて単線でつなぐ。
●右にいくほど古い、左が新しい。(兄が右、弟は左)
●夫婦は横に並べて二重線でつなぐ。
●養子は養父母から縦二重線でつなぐ。
家系図は2種類の書き方があります。「①祖先を中心にする書き方」「②当代(自分)を中心にする書き方」です。
日本では男系に家を継ぐことが多いので、家系図も直系男子になりがちです。
家系の調べ方(自分のルーツを調べる)
●自分で「戸籍」をさかのぼる
親の戸籍をとると、その親(祖父母)の記録があります。
祖父母の戸籍にはその親の記録があります。そうして戸籍・除籍謄本を取り寄せて調べるだけでも、100~150年は遡ることができます。
古い戸籍が残っていれば、200年ほど遡れることもあるそうです。
ただ、戸籍は誰でも見られるものではなく、直系(親・子)と配偶者のみ。叔父叔母・甥姪や配偶者の親などの戸籍をとる時には委任状が必要です。古い戸籍は手書きで記録の内容も違うため、読み解くには知識が必要かもしれません。
●「親族」などに話を聞く
親戚関係への聞き取りによって調べる方法もあります。
今生きている方が中心なので調べられる範囲が狭く、記憶頼りなので曖昧な部分が出てくるかもしれませんが。
●「歴史的資料」を紐解く(ひもとく)
郷土の歴史資料や、菩提寺の過去帳を調査する方法もあります。
苗字や家紋からわかることもあるようです。
●「サービス業者」に依頼
家系を調査して、家系図にしてくれるサービスもあります。価格は簡易的に調べる3万円前後のものから、高いものでは徹底的な調査を行い50~80万円なんてのもあるようです。
行政書士さんなどが対応されていることもあるので、興味がある方は訊ねてみてはどうでしょうか。
核家族が増え、独身者や子供をつくらない人が増えた現代、自分のルーツを調べ「家系図」を作ることは自分が生きた証と意味を確認できることになるのかもしれません。
この記事を書いた人
座右の銘は「先駆け」。マイブームは休みの日に愛犬を連れて行くドックラン巡りです。