力強い音色を奏でる趣味 津軽三味線

吹き荒れる風音にも負けない力強い音色が特徴的な津軽三味線。力強い音色は演奏者の繊細な指裁きで奏でられるといいます。仙台市宮城野区に津軽三味線を手軽に習える教室があるというので、講師の先生にお話しを伺いました。

お話をお伺いしたのは、講師を務める須⾙由佳⾥さんと須⾙⿇由さん。おふたりは姉妹で、津軽三味線 姉妹ユニット「まゆかり」として活動中です。

津軽三味線はどんな楽器ですか?

津軽三味線は三味線の中で最も⼤きくバチで弾く弦楽器です。

三味線の歴史は 15 世紀半ば、中国の三絃(サンシェン)が琉球(現在の沖縄)を経て、江⼾時代中期に⽇本へ伝わり、⼤阪を中⼼に広まります。その後、北前船などによって新潟、秋⽥、そして⻘森へ。⻘森県津軽地⽅で津軽三味線へと独⾃に変化を遂げました。

津軽三味線はその昔、盲⽬の奏者が⻑屋を回り、住⺠に演奏を披露した⾨付け(かどづけ)の歴史があります。雪に⾳が取り込まれないように、三味線は⼤きく、棹は太く、⼩回りが効くようにバチが小さくなりました。

ひとりで演奏するイメージが強いですが、ユニットや団体で演奏する方も多く、ポップスやジャズなどを演奏する奏者もいますよ。

津軽三味線を趣味として楽しむ魅⼒を教えてください

洋楽器とは異なる和楽器ならではの美しく力強い⾳⾊が津軽三味線の魅⼒です。趣味として楽しんでいる方は、その音色で好きな曲を演奏できるようになるのが楽しいとお話されています。

ギターの棹にはフレットと呼ばれる弦を押さえる目安になる⾦具がついていますが、津軽三味線の棹には、フレットのような金具はなく、棹を押さえる場所を感覚で覚えて演奏します。生徒さんが初めて演奏できた時は大喜びされています。

右手にバチを持ち、左手で棹を抑えて左右の手を別々に動かして演奏しますから、⼿と頭の運動になります。脳トレみたいだねとおっしゃる方もいますよ。

お教室の特徴を教えてください

私たちの教室は、生徒さんそれぞれに合った三味線ライフをお選び頂ける教室です。

津軽三味線のお教室というと三味線を購⼊したり、レンタルしたりと初期費⽤が気になりますよね。継続できるか分からないのに三味線が家にあるのはちょっと・・・という声にお応えして、私たちの教室では⽊の三味線からスタートできます。木の三味線はワークショップで使っているもので、参加者からご好評をいただいております。

木の三味線に慣れて、津軽三味線をもっと楽しみたいなと思ってから、教室で貸し出している三味線を使っていただいてもいいですし、購⼊を検討していただいてもOKです。 ⽊の三味線で楽曲を楽しむのもよし。本格的に津軽三味線を楽しむのもよし。生徒さんのペースに合わせて三味線ライフをサポートいたします。

講師・お教室情報

講師:須⾙由佳⾥、須⾙⿇由   
※スケジュールによってはどちらか 1 名の場合もございます。ご了承ください。

場所:仙台⼋坂神社さまの社殿 2 階
宮城県仙台市宮城野区岩切若宮前11−7

時間:開催⽇により異なります

問合せ先:
HP https://lit.link/yunitomayukari のメールまたは
Instagram DM https://www.instagram.com/mayukari.shami/ からお願いいたします。

津軽三味線を演奏できるようになると感覚が研ぎ澄まされそうですね。気になる方は津軽三味線 姉妹ユニット まゆかりさんのInstagramをチェックしてみてくださいね。https://www.instagram.com/mayukari.shami/

おふたりの活動予定やお教室の楽しい雰囲気が投稿されていますよ。


この記事を書いた人

サラダ
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