ココロとカラダに新しいことが始まる予感。
年度末の慌ただしさに追われ、セルフメンテもままならない! そんな時には、リフレッシュできる身近な飲み物を継続的に摂りながら新年度を迎える準備をしてみてはいかがでしょう。ラテやフレーバーティーなど新しい味を提案するメーカーや様々な茶葉をライフサイクルに合わせ楽しむ方も多い緑茶。今回は心を穏やかに、かつ、毎日の朝を快活にスタートするための「緑茶」のお話です。
適度に摂取することで、
身体と心に働きかけてくれる良い事だらけの「緑茶」
身体にもメンタルにも効果的と言われるのが「緑茶」です。発酵工程で緑色から茶色に変わるお茶の色。これは発酵(酸化)時間に比例するもので、長いほど茶系に近づき含有成分にも変化が現れます。
様々なお茶の葉の原料となる茶木の葉には、集中力の向上やむくみ解消に役立つカフェイン、免疫力向上に役立つ渋みのサポニン、骨や皮膚の代謝・血圧を一定に保つために必要とされるミネラル類やビタミンなどが含まれているのですが、発酵過程が高まるにつれて失われる美肌効果を高めるビタミンCや脂肪燃焼に役立つカテキンが、緑茶には残っているそう。また、緑茶の特徴ともいえる茶葉の香り「青葉アルコール」という成分が、心を穏やかにし脳の疲労回復にも効果があるとされています。
春夏秋冬をはじめ、
ライフサイクルに応じた飲み方ができる「煎茶」
淹れ方次第で様々な味わい方ができる緑茶。緑茶といっても様々な種類がありますので、まずは身近な「煎茶」を楽しんでみましょう。煎茶とは、太陽の恵みがたっぷりの露地栽培の葉を使用したお茶。摘みたての茶葉は「一番茶(新茶)」と呼ばれ、その後に出荷するものが二番茶・三番茶と呼ばれます。蒸す時間によっても味わいが変わり、蒸す時間が長いほど甘味とコク、色合いが濃くなり、茶葉が細かくなります。お湯の温度でも味わいが変わり、温度が高ければスッキリ感や渋味を、低ければコクと甘みを味わうことができるそう。さらに、カフェイン抽出を極力抑えることができる水出しもOK! 生活や季節に合わせたお湯の温度で、日々の生活に合わせながら楽しめるのが、煎茶なのです。
適度に摂取することで、
身体と心に働きかけてくれる良い事だらけの「緑茶」
一般的※にお茶の発酵とは、微生物による分解工程ではなく空気に触れさせ酸化させることで、お茶の異なる色や香りや味わいを生み出すことを差します。発酵度合いが浅いものが不発酵茶と呼ばれる緑茶、次に半発酵茶と呼ばれる烏龍茶、最期に一番高い度合いが完全発酵茶と呼ばれる紅茶に分類されます。そして、使用する茶葉は全てカメリアセネンシスという同じ茶木。茶葉の名前が違うのは品種が異なるのではなく、産地を現わしたりフレーバーによるものなのだそう。異なるお茶でも元は一緒! 発酵で味わいが変わる茶葉が持つポテンシャル―まだまだ味わいの可能性を感じますね。
※=酸化の後に真菌や乳酸菌で発酵させるプーアル茶や四国一部でつくられている碁石茶など、「後(こう)発酵茶」と呼ばれるお茶もあります。
「幸せなお茶じかん」がつくる
快活な一日の始まりと、眠りの前のリラックスタイム
淹れ方で味わいが全くと言っていいほど変わる煎茶。日常の生活に取り入れるなら、飲み方の基本のキだけは知っておきたいものですね。湯温で変わる煎茶の成分。 茶葉は、60℃以上のお湯を使うとカテキンやカフェインが溶けだし覚醒作用が、水出しの場合にはカフェインが抽出されにくくα波を増幅する旨味成分のテアニンが多くなりビタミンCを多く含むお茶に仕上がるのだそう。朝は熱めのお湯で一日をすっきりスタート、お風呂の後の水分補給やお休み前は水出し茶でリラックスタイムを、淹れる温度を変えながらライフサイクルに合わせて楽しんでみてくださいね。
煎茶アルアルがコレで解決!
目からウロコ 煎茶のリーフアップサイクル
いつも余らせていたお茶の葉・・・その茶葉が簡単にほうじ茶になるそう。一般的なほうじ茶は、リン・カリウム・タンパク質の成分含有量が若干低いため腎臓病にも適しているのだとか。今回は煎茶から作るほうじ茶なので由来成分はさておき香りに注目! 炒ることでピラジンという焙煎香が生まれ、鎮静作用・血流改善効果などがあるそう。お家に眠っている茶葉があったら、動画を参照にトライしてみてください。
五感で楽しむティーツーリズム「遊べる茶園」
お茶に関する様々な動画を配信している吉田茶園さんでは、茶摘み体験や茶園見学を行っているのですが、今春、新しい試みとしてティーツーリズムというサウナやカフェを併設した食育体験型の「遊べる茶園」がオープン予定。
貴重な体験ができる施設の概要を少しだけご紹介!
●茶園での体験アクティビティー
・茶園ツアー(常時開催)
・お茶摘み体験(4月下旬~6月上旬)
・美味しいお茶の淹れ方教室(要問合わせ)
●茶畑見学・製茶工程紹介・テイスティング体験アクティビティー
茶園で育まれた茶葉がお茶になるまでの工程を知り、お茶のテイスティングを体験(常時開催)
●SAUNA「NAYA」 \comming soon/
「五感でととのう日本茶お茶サウナ」をコンセプトにした、一棟貸しのサウナ施設
●茶寮「HANARE」 \comming soon/
NAYAに併設する日本茶カフェ(茶寮)。
吉田茶園のお茶を中心に、季節の食材を使ったスイーツや、料理を提供
※リンクは過去の茶寮のInstagramですが、今後はhttps://www.instagram.com/roomz_tea にて情報を発信予定とのことです
※NAYA・HANAREともに、今年6月のオープンを目指しています。
遊べる茶園Openに向け、手揉み和紅茶づくり体験や和紅茶工房見学なども予定されているそう。見て触って味わう、新しい日本茶の魅力を知る事ができるそうです。お茶の味わいがより一層深くなるアクティビティーの数々、ぜひ、体験してみてください。
まとめ
様々なお茶やコーヒーに含まれるカフェイン。適度な量であれば血行を促進して冷えを改善する効果が期待できますが、必要以上に多く摂取してしまうと、自律神経バランスや体内の水分を外に出す作用で体の冷えを引き起こすともいわれています。何にでもそうですが「量をわきまえ飲みすぎない」ことが大切ですね。個人差はあると思いますが、朝に水出し緑茶を仕込んで夜に飲むと、眠りにつくまでの早さが加速したように感じる今日この頃です。
この記事を書いた人
体が動くうちに、と一念発起!大型自動二輪免許を50代前半で取得しました。温泉、日本酒とクラフトビール、釣った魚で作る料理が何よりの大好物。「ココロとカラダがヨロコブことを」が信条です。 何卒宜しくお願い致します。
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