仏花に向いているお花はどんな花?【和調仏壇編】


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使用されることが多い花の種類

お仏壇などに飾るお花は一般的には菊やカーネーション等で作られていることが多いです。 そんな仏花に多く使われる代表的なお花をピックアップしてみました。

1.菊

シーズン:周年
科・属名:キク科キク属

仏花として最も多く使われるのが菊の花ではないでしょうか。仏花の代表といっても過言ではありません。菊が使われる理由は諸説ありますが、白という色にけがれがないこと、何より長持ちすることです。 菊の花には白以外にもたくさんの色があります。ピンクや黄色、赤やグリーンなど好みの色を見つけてみるのもいいのではないでしょうか。咲き方も大輪のものや枝分かれしているスプレータイプなどがあり、お仏壇用の束花やアレンジメント、お墓参りに欠かせない花のひとつです。

2.カーネーション

シーズン:周年
科・属名:ナデシコ科ナデシコ属

菊の花以外にも入っていることが多いカーネーション。カーネーションといえば、たくさんの方が「母の日」を思い浮かべるのではないでしょうか。母の日というと色鮮やかな赤やピンクのカーネーションが人気です。
母の日の起源はアメリカに住むとある親子から始まりました。社会に貢献した母が亡くなり、娘はその2年後の記念会で母が好きだった白いカーネーションを全員に配り、亡き母へと手向けたことが由来というのはご存じの方もいらっしゃると思います。

そのカーネーションですが、非常に優秀なお花のひとつなのです。たくさんの色があり、洋花のなかでは長持ちするので仏花にも重宝されています。かわいらしい姿をしているので菊の花などと合わせて束ねると華やかになります。

カーネーションには代表的な色として白や赤、ピンク、黄色、そのほかに複色のものもあり、色のバリエーションが豊富です。一輪タイプ、枝分かれしているスプレータイプがあります。

3.ユリ

シーズン:周年
科・属名:ユリ科ユリ属

花粉や強めな香が苦手だという方も多いユリですが、仏花に多く使われています。

名前で有名なのは「カサブランカ」でしょうか。実はこのカサブランカは純白しかありません。カサブランカピンクなど名前がつけられているものもありますが、厳密にはカサブランカではない品種です。

カサブランカだけがユリではないので、黄色やオレンジのユリも仏花に入っていると一気に高級感が出ます。一輪が大きいユリは存在感抜群です。

オリエンタルやスカシ、テッポウなど色、形ともに多彩で、使い方次第でいろいろな表情を見せてくれます。

4.トルコギキョウ

シーズン:周年
科・属名:リンドウ科ユーストマ属

トルコが原産国でもなくキキョウの仲間でもないという驚きの事実を持つトルコギキョウ。

諸説ありますが、蕾がターバンに似ている、トルコ石を思わせるような花色であるなどが名前の由来です。 一重咲きのものや八重咲き、フリンジ咲きとタイプも豊富で、主役にも脇役にもなれる花です。品種改良のおかげでアンティークカラーなどもあり、仏花以外にも人気の高い花のひとつです。凛とした白のトルコギキョウと爽やかなグリーンを合わせるだけでもおしゃれにまとまります。もちろんカラフルなものも人気です。和花と合わせても映えるトルコギキョウの色は白だけではなく、クリームやグリーン、パープルも濃いものから淡いもの、バイカラータイプにアンティークピンクやマロン色などたくさん選べる優秀な花です。

5.リンドウ

シーズン:6月~11月頃
科・属名:リンドウ科リンドウ属

日本の秋を代表する花のひとつ。数少ない青色を持つ季節花です。

季節を感じられるリンドウは秋彼岸に欠かせない花のひとつで、束花やアレンジメントにも多く使用されます。最近では秋を感じる前にも流通しているので飾ってみてください。

リンドウには花が開くタイプと蕾のまま花が開かないタイプがあり、青いリンドウのほかに白やピンク、パステルという白と水色のリンドウもあります。

どの色のリンドウもかわいいので時期になったらぜひ手にとってほしい花です。

そして、リンドウの生産は東北が盛んで岩手県が有名です。2020東京オリンピックで贈られたビクトリーブーケにも岩手県のリンドウが使用されました。 このビクトリーブーケのトルコギキョウは福島県、ヒマワリは宮城県生産のものが使用され復興の願いが込められたそうです。

お花は癒し

仏花によく使われる花を何点かピックアップしましたが、故人様を偲び、悲しみを癒してくれるのがお花です。

故人様が好きだったお花や自分の好きなお花をぜひお供えしてください。花はお世話が必要ですが、手をかけた分長持ちしてくれます。


この記事を書いた人

花ヲタク
  • 花ヲタク   花と猫をもみまくる日々を過ごしています。 たくさんの方々が花に癒される日々を願っています☆
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